【源のおやじ;はじめて語る】

 1997年1月、ある朝、新聞をみていたら、斉藤哲夫氏のライブ告知がしてあった。
場所は岡崎の八曜舎。1月26日何十年ぶりにライブを聞いてみようと思い 我が息子と二人で寒い冬の日にでかけたのである。

 超満員のスペースに隙間をみつけて坐ったところ横に哲夫氏がいるではないか!(ここは畳み敷のライブ.ハウスなのである)そして、オープニング.アクトのartistが5〜6組歌った後、哲夫氏の出番であり彼は出番を待っていた。

 まず僕がびっくりしたのは、彼が終始足を崩さず真剣に聞いている様に感銘をうけた。実直かつ真摯な彼の態度、これが斉藤哲夫なんだと心で叫ばずにはおれなかった。そして、バイバイ.グッドバイ.サラバイ、悩み多きものよetcを一気に歌い上げその合間に彼が今、「トラックに乗っている」とさりげなく話した時、戦慄が頭のてっぺんからかけぬけた。

 衝撃の彼の言葉に心が深く沈んでいく自分をおさえきれず、目頭があつくなった記憶がある。そしてライブ終了後息子と共にツーショットを撮り15分程話した。

やはり僕の思っていたとおりの人間であった。
僕は話しながら瞬時に彼の優しさをキャッチした。
源にもう4回きていただいているが、この印象は全く変わらない。
彼は優しさを持ち合わせたロマンティストである。
彼の音楽人生に栄光あれと切に思う。
心から彼を応援している。

”最後に源のおやじは彼の音楽を伝える事に使命感にちかいものを感じている事を付す。”

2002、某月記

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